看護師には認定看護師や専門看護師といったスペシャリスト、看護部長や看護師長などの管理職、そのほかにも色々な看護の資格や働く場などキャリアアップの方法がすごくたくさんあります。そして、ぼくが10 年以上やっていた看護教員というのもキャリアアップの一つです。
看護に携わり20年近く。ぼくのプロフィールはこちらから
看護教員になりたいという方のために、ぼくがなぜ看護教員として活動するようになったのかを書いていきます。
看護教員になりたい、看護学校の先生にいずれはなるつもりという方の参考にしていただけたらと思います。
病棟看護師時代
ぼくの場合は、病院で臨床指導者をしているときに看護教員に興味を持ちました。
その時は看護師として6年目のときで、認定看護師の資格をとってスペシャリストを目指すのか、教員になって教育の方にいくのかっていうところでけっこう悩みました。
どっちでも行けるような準備はしていましたが、なんとなくインターネットで教員になる方法を調べていると、その時に住んでいた県で専任教員養成講習会があると知り、ぜひ学んでみたいなって思いました。
ただ、そこを受講するには、所属施設の推薦が必要になります。どうしようかと考えましたが、やっぱり講習会にいきたいと思い、当時の病院の看護部長に直談判に行きました。
なんとなく断られてしまいましたが、諦めたらあかんという何かよくわからないものに背中を押され、めっちゃ長いレポートみたいなのを書きました。
しかし、病院には付属の学校もないし、来年は指導者講習会があるからそっちに行ってくださいと却下されてしまいました。
看護師転職サイトに頼る
それでもやっぱり諦めきれなかったので、看護師転職サイトを見てみると、教員を募集している学校を2件見つけたので応募をしてみました。
転職サイトの人と待ち合わせて、そのうちの1つに面接に行きました。
その学校では、あんまり印象が良くなかった感じで、専任教員養成講習会に行きたいと言ったら「何年か働いてからだったら推薦だします」と言われたので、ちょっとうーんとなりました。それに、面接をしくれた副学校長の人がなんか厳しそうな雰囲気だったので、さらに「どうしよう・・・」って迷い、やっぱり難しいのかなとも思いながら、もう1件の専門学校の方の面接に行きました。
県内でも下のほうのレベルの学校でしたが、けっこう良い印象をもってもらい、講習会に行きたいという話をしたら「推薦の書類を書きます」というお話をいただきました。
病棟を退職して看護学校の教員へ
そのお話をいただいて、もちろん転職に向けて行動開始です。
看護部長に辞めることを伝え、年度末に退職する運びになりました。
そして4月になり、晴れて看護学校に就職です。県の教員養成講習会が始まるまで、学校で2週間ほど訳もわからずにいました。それから講習会が始まり、8か月間毎日学習をしました。初めてのことばかりで、本当についていくのが必死でした。そして講習会が終了し、看護学校に戻り教員としてのキャリアがスタートしました。
ここで、なぜぼくがいきなり講習会に行かせてもらえたのか。
ぼくのことを何も知らないのに推薦をしてくれたのかという疑問がでてきます。
教員講習会の推薦をもらえた理由
これに関しては本当に神のタイミングだったのです。
この看護学校では、ぼくが入る前年度の3月末で副学校や管理職を含めた大量の看護教員が退職することになっていたのです。
その退職していった教員の中に、本来だったら4月から教員養成講習会に参加するはずだった教員も数人いたのです。
学校側としては、推薦をして県にちゃんとうちの学校から数人いかせますと約束をしていたのに、辞めてしまったことで、学校側はどうしよう・・・ってなってたみたいです。
そこにぼくが来て、行きたいというものですから、学校側としは願ったり叶ったり。
お互いがWIN-WINです。
ですので、本当にいいタイミングで来ることができたなーって思います。
もし、1か月早かっても行けなかったかもしれないし、もう少し遅かってもほかの新しい人が入って行けなかったのかもしれないです。
ぼくは神のタイミングだと今でも思っています。
それに、このときに教員養成講習会で一緒だった人たちもいい人ばかりで、今でも年に1回は同窓会みたいなことをしたりしています。(2020~はコロナのためできてません)年賀状のやり取りもしています。
まとめ
これが、ぼくの看護教員になることができたお話です。
どこまで参考になるかはわかりませんが、看護教員だけじゃなくて、本当に何かになりたいと思い行動をするといつかきっと叶います。
どこかで神のタイミングやってくる時が来ます。それを信じて皆さんも頑張っていってくれたらなーっと思います。
あと転職サイトを活用するのはおすすめです。
よかったらぼくも活用した、「看護のお仕事」はとても印象が良かったし、一緒になって就職支援をしてくれました。
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