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看護師への道。専門学校か大学か…

看護師を目指すためには看護学校を出て、看護師国家試験に合格する必要があります。くわしい看護師のなり方については、こちらのブログを参考にしてください。看護師になるにはhttps://tumulabo.link/kangosinaruniha/

看護師の資格をとるのに、大学か専門学校か。結局のところ到達地点は、おんなじ場所になるんですよね。
それだけに迷うところだと思います。
今回は、完全なぼくの視点ですが、専門学校か大学かについてそれぞれの主張から、結局どっちがいいのかを語ってみようかなと思います。

専門学校の主張

まず、大学よりいいところとして、なんと言っても3年で卒業できるところでしょう。この時間的な価値は専門学校に有利だといえますね。さらに学費。公立の学校だったら月1万円以下、私立の学校でも高くて月5~6万円程度ではないでしょうか。単純に、年額で10万円~75万円ぐらいかなと思います。ここからさらに入学金や教科書代、ユニホーム代、施設維持費…などはかかりますけどね。にしても、大学に比べると安いと思います。大学では私立となると年額で100万円~150万円ぐらいかかるのではないでしょうか。ここに教科書代、ユニホーム代…などがかかります。
この点だけをみると専門学校の方がいいですよね。
さらに病院などでの実習の時間が専門学校の方が長い。そのため、実践的な学習をする機会が多くなります。専門学校から病院に就職すると、仕事さえ覚えたら即戦力になるとよく言われる所以がここにあります。
そもそも、専門学校と大学では国の管轄が違います。専門学校は厚生労働省、大学は文部科学省です。
保健師助産師看護師法は厚生労働省の管轄なので、直系として専門学校は存在しているみたいなもの。そのため、実習時間にしても指定された時間を正しく修める必要があります。実習に関してみても、大学は読み替えが可能なので、病院での実習時間が4コマ分(1コマ1.5時間なので、6時間)で8時間の実習をしたことになります。しかし、専門学校ではみっちり8時間実習時間です。9時~17時まで(休憩1時間)みっちり。ですので、その分たくさんの実習に行くことができます。実践的な学びほど自己成長につながるものはありません。そこはやっぱり専門学校の強みですね。


大学によっては、4単位を1回の実習で取れたり、指定規則に載っていることをしていないのに読み替えで単位習得ができたりします。


次に専門学校と言えば、入ってくる学生が1/3~1/2ぐらいの既卒のお姉さんやお兄さんがいる点です。公立はもうちょっと少ないかもしれませんが、私立ではけっこう20代~30代、40代の方もいます。そしてシングルマザーで子どもさんを育てながら学びに来ている方も少なくないですね。大学にも既卒の方はいますが、やっぱりほとんどが現役の子ばかりですね。
そのため、専門学校では、色々と経験をされていきた方、年代の違う方と知り合いになることができます。これはたくさんの年代の人たちと関わることによって、多様な価値観や考え方に触れるいい機会になります。そして、引っ張っていってくれるので、とても頼もしく感じます。専門学校ならではですね。
あとは、教員との距離感は専門学校の方が近いですね。教員との距離が近いと言っている大学もありますが、専門学校には勝てません。しょっちゅう実習に一緒に行き、長い時間をともに過ごすので、自然と距離が近くなります。教員と距離が近くなることによって、気軽に勉強を教えてもらったり、就職の情報を聞けたりします。

これらのことから、専門学校の主張としては、3年で看護師になれる、学費が大学より安い、実習で長期間の学びができる、既卒の方と仲良くなれる、教員との距離が近いということが挙げられます。

大学の主張

大学はやっぱり施設が充実しているところは魅力だと思います。きれいな校舎、大きな図書館、文献検索に使えるソフトの常備、たくさんある実習室…など数え上げたらキリがないです。専門学校では、歴史のある建物や図書室に、歴史のある教室、講堂…などやっぱり新しい大学とは充実度が違うところがありますね。
それに教員がその分野の研究職なので、専門に特化しており専門的な学びに関しては大学の方が有利かもしれません。そして、教員の数も2~3倍います。その分、たくさんの学びができると思います。
学生の人数も多いので、たくさんの同級生ができます。4年間あるので、友達と遊びに行ったり、バイトに行ったりする時間が取れます。自由時間に関しては、やっぱり大学の方がたくさんありますね。
研究職の教員ですので、看護研究に対しての学習はしっかりとすることができます。
さらに、大学卒なので看護学士の学位がもらえます。看護学士を持っておけば給料面で、看護専門士よりも少し多めにもらえる病院があります。
学費が専門学校より高いと言いましたが、学費は奨学金を借りたら特に気にすることはありません。看護学科というのは、病院から奨学金を借りることができます。卒業後に、借りた病院で3年とか5年とか勤務することによって奨学金の返済免除が受けられるところもあります。これはもちろん専門学校の人も借りることができますよ。
あと、助産師や保健師といった資格も4年間で取得できる大学もあります。大学を卒業して、大学院に進学するということもできます。
施設が充実してますし、キャリアアップの機会もあるので、主体的に学ぶ姿勢がある方にとっては大学の方がたくさんの学びを得ることができると思います。そして、専門学校とは違い、時間に追われることなく時間を有効に充実したキャンパスライフを送ることができます。

専門学校か大学か

結論から言うと、結局のところ自分に合ったほうを選んでください。としか、言いようがありませんでした…。

早く看護師として働きたいという人は専門学校、自分のペースで主体的に看護師への道を目指すのならば大学を選択すればいいのかなと思います。
どちらの場合も、看護師の資格だけを見るならば到達地点は同じです。
親御さんと相談しながら、自分が進みたい道を選んでください。既卒のかたも大学で学んでいる人はいます。40代や50代で看護大学に入学した人もいます。
専門学校卒でも、大学に編入学できますし、通信で大卒(看護学ではないかもしれませんが)の学士を取得することもできます。専門卒とか大学卒とか関係なく、認定看護師や専門看護師にもチャレンジできます。看護管理者にもなることができます。
自分がどこで、どうやって学ぶのかをしっかり定めてみましょう。皆さんにとってきっといい道がみつかるはずですよ。

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