看護について考える

ナイチンゲールを通して日々の看護実践を考えてみる

看護学生になって一番最初に学習する看護理論家としてナイチンゲールが挙げられると思います。

看護覚え書きも買いましたよね。
看護概論の授業とかで、看護覚え書きについてまとめてきなさいみたいな課題も出されたりしませんでしたか?

看護覚え書き、看護の基本となるもの(ヘンダーソン)の課題が出ました。

そうですね。看護覚え書きを読んだことで、「看護の基礎とは」「看護とは」について学びを深めたことと思います。

看護師さん、看護学生さんの皆さん。質問です。

看護論の授業で習ってから、看護覚え書きに触れることはありましたでしょうか。

授業が終わると日々のことで精いっぱい。
ナイチンゲールのことも忘れてしまいますよね。
実際にぼくもそうでした。

意識して読んでいかないと、なかなか看護覚え書きに触れることはないのかなって思います。

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そこで今回は、ナイチンゲールを通して、改めて看護について考えてみたいと思います。

ナイチンゲールが語る看護

看護覚え書きでナイチンゲールは看護について次のように述べています。

看護とは、新鮮な空気、陽光、暖かさ、清潔さ、静かさなどを適切に整え、これらを活かして用いること、また食事内容を適切に選択し適切に与えること――こういったことのすべてを、患者の生命力の消耗を最小にするように整えること、を意味すべきである。

看護覚え書き より

看護がすべきことは、患者さんの生命力を最大限に発揮できるように整えることであります。
実習で病棟にお邪魔することがありますが、ナイチンゲールが述べる看護の視点で病棟を見て回るとたくさんの気づきがあります。

  • この患者さんの生命力を最大限に発揮できる環境はどんなんだろう。
  • 適切な食事内容になっているのかな、食事が摂りやすい態勢になっているのかな。
  • 清潔さや静かさはどうなんだろう。

皆さんもそういった視点で患者さんの看護を考えてみてください。
病棟で看護師として勤務していると、日々の業務でいっぱいいっぱいになってしまいますよね。
そういう時こそ、ナイチンゲールの述べる看護を思い出してほしいと思います。

この患者さんの生命力を消耗させているものは何なのか、最大限に発揮できるようにするにはどうしたらいいのか。

それらは、たぶん大きなことではないと思います。
ほんの少しのこと。

自分の足音、しゃべり声、声のかけかた、汚れたシーツの交換…

それだけでも十分看護になると思います。

ナイチンゲールの看護を思い出してみよう

大変なときこと、ナイチンゲールの看護を思い出してください。
看護学生1年生のときに考えた看護について、思い出してください。
たまには昔のノートやポートフォリオを開くのもいいものですよ!

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温故知新…古きを訪ね新しきを知る!昔の自分を訪ねてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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