新型コロナウイルスが流行して、PPEの着方の大切さが改めて言われるようになりました。新型コロナってだけじゃなくて、医療従事者は自分で自分を感染から守ります。さらに自分が感染を広げてしまわないように、常に気をつけて行動しています。看護師さんなら誰もが聞いたことがある「1処置1手洗い」。処置する前、患者さんに触れる前…等々感染対策はとても重視されています。
先日、新型コロナウイルス関連の仕事をしました。その際に、タイベックを着る練習をしました。
実際に患者さんと対面することはなかったのですが、最前線の方々は、これを着て看護を行っているんだなーって。
ただ、学校の仕事をしていても「タイベック」と関わることはありませんでした。
そこで今回はタイベックを着てみた感想とかを述べていきたいと思います。
タイベックについて
タイベックについて調べてみました。
タイベックは、デュポンというアメリカのメーカーが開発したシートのことで、感染防護具だけじゃなく他にも色々な製品として使用されています。
通気性、耐水性、引き裂き強度、軽量、質感などに非常に優れていると言われています。加工性も優れているため、コロナ対策として施され製品として出回っているみたいです。くわしくはデュポンのホームページを参照にしてください。https://www.dupont.co.jp/tyvekdesign/design-with-tyvek/why-tyvek.html
タイベックを着る
タイベックを実際に着てみました。一応、感染地帯に行くことを想定して着てみました。
着るときは、まだ感染とか関係ないのでどこを触っても大丈夫です。サイズは大きめを選んでくださいと言われましたので、Lサイズを選びました。
フロントのチャックを下げて、片足ずつ履いていきます。タイベックはツナギ型なので、下半身を入れたら、上半身です。両手を袖に通して、ガバッと着たらチャックを首の下ぐらいまで上げます。
そこまで着たら次にN95マスクを装着。しっかり密着させます。
フードをかぶり、チャックを上まで上げて完成。フェイスシールドも付けます。
タイベックを脱ぐ
これで感染地帯に突撃です。
そして、帰ってきたら次は脱ぎます。
脱ぐときが気をつけないといけないですよね。外科的ガウンテクニックと同じで、外側が汚染されているので、そこを意識して脱いでいきます。
グローブを外して、フェイスシールドを外します。フェイスシールドを外すときは、汚染部分に気をつけましょう。チャックを下ろして、フードを取ります。そこから脱いでいくのですが、内側を外に出しながら(袖をひっくり返しにする)外側が内になるように肩から脱ぎます。
触っても大丈夫なところをしっかり意識していきましょう。足も裏返しにしながら脱いでいきますね。
そして、外側が内になるように丸めて、バイオハザードマークのついた廃棄ボックスへ入れます。
感想
着てみた感想は、動きにくい、聞こえにくいでした。ただ、タイベックを着てると感染も防げそうって安心感がありました。でも、過信はいけないですよね。
このタイベックを着て看護をする機会があるかわかりません。もしそのときが来たら、しっかり感染対策をしながら、患者さんに素敵な看護ができるようにがんばりたいと思います。